システムエンジニアの仕事

どのような仕事？

実は、システムエンジニアという職種には、色々な種類の仕事が含まれます。大きく包含した言い方をすると、顧客の要望する機能を満たすようなソフトウェアを構築する仕事です。

完成品の種類も様々で、顧客が社内ネットワークで用いるソフトの場合もあれば、自動車や設備機器の制御回路に組み込まれるソフト（よく組み込みソフトと言います）として納品する場合もあります。

ほとんどのシステム構築には、多くの業者と大勢の技術者が関わりますのでシステムエンジニアは、その一部の役割を受け持ちます。具体的に書くと、顧客から直接発注を受けるのは、大手のシステム会社であることが多いですし、その場合、大手のシステム会社は下請けのシステム会社にその仕事の一部を発注します。

大手のシステム会社の社員は、顧客の要望を聞き、それを具体的な要望事項のリスト、ソフトウェアの機能などの形あるものに落とし込んでゆく作業を行います。従って、情報処理の知識だけでなく、顧客がそのソフトを用いてどのような仕事をしたいか、というところまで踏み込んで調整できるような幅広い業務の知識が必要です。

大手のシステム会社のエンジニアが、ソフトの基本的な仕様（よく要件定義書・基本設計書と言います）を定めた後は、中堅の会社が具体的なプログラミングの作業を下請けすることが多いです。プログラミング作業は、多くの場合短い納期で多くの作業を求められます。従って、要求に応じて素早くプログラミングが出来る事が求められます。そのため即戦力を必要としている企業が多いと思います。

どんな人が向いている？

発想が柔軟な人、論理的な人、ツールが好きな人です。通常、システム会社にソフトを発注する顧客は、求める機能に対しておおまかなイメージしか抱いていない事が多いです。システムエンジニアは、顧客の抱いているイメージと、潜在的に抱えているニーズをうまく引き出して、最も合理的なシステムにまとめ上げることが求められます。従って、顧客の発想に追従できる柔軟さと、それを受け止めて合理的に設計できる論理的思考力が求められます。

また、大きなシステム構築をする際には、小さな機能を持ったパーツを効果的に組み合わせる事が多いです。従って、機能を持ったツールが好きな人はシステムエンジニアの仕事をしていて楽しいと思います。僕の友人のシステムエンジニアも、大のガジェット好きです。

どんな職場がある？

IT技術は日々進化していますので、各企業は業務遂行に最新の技術を取り入れて競争力を高めようとしのぎを削っています。つまり、技術革新があるたびに、システムエンジニアの活躍の場が生じてくると考えることができます。

• ビルオートメーション事業会社でのSAPアプリケーション開発
• 大手電機メーカーにおけるICT活用新規事業の立案・推進
• 大手電機メーカーにおけるクラウドサービスの事業企画立案・推進
• モバイル向けWEBアプリケーション開発
• 企業の社内業務システム企画・開発・維持管理
• 大手サプライヤーの大型プロジェクト開発
• モバイルネットワーク構築のプロジェクトマネジメント
• メーカーにおける事業開発機能（BIC）の責任者

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