人間性がにじみ出る履歴書のコツ

志望動機はリサーチで決まる

 

志望動機の欄は具体的に書くべきです。
例えば
「御社の耐震技術に興味を持ちました。」よりも、
「去年完成した御社の●●ビルで最新の耐震技術を知り感動しました。」
のほうが、応募する企業の担当者に強い印象を与えることができます。

 

具体的に志望動機を書くために必要なのは相手のリサーチです。

  • どのような技術を扱っているのか
  • 最近はどのような製品やプロジェクトで注目されているのか
  • その企業が目指す姿や理念

 

企業の公式サイトから入手できる程度の情報は、かならず目を通しましょう。
可能であれば、ネット上の他の情報や、本屋に並んでいる業界情報の書籍
などからも情報を手に入れると、なお良いです。

 

そして、気になった情報をとにかくノートに書きだすのです。
ノートが埋まってきたら、その中で自分がやりたい事、得意な事に
結び付けられそうな要素を拾い出して下さい。

 

拾い出し終わったら、もう志望動機は書けたも同然です。
上記の結び付きを、平易な文章に書き起せばよいだけです。

 

どのような資格を記載するべきか

 

資格は目指す職種に関連するものを書くべきです。

 

資格はとにかく数多く書けばよいという訳ではありません。
原則として、応募している仕事に生かすことができる資格を記入するようにしましょう。

 

資格を記入する目的は大きくふたつです。

 

ひとつ目は、専門職など、職務を遂行する上で資格が必ず必要になる場合です。
この場合は、資格があることが採用の前提になりますので、
くれぐれも書き落とすことの無いように注意が必要です。

 

ふたつ目は、自己研鑽をアピールする為です。
職務を遂行する上で直接必要がなくても、関連する知識を取り入れる勉強を
してきたということはプラスになります。

 

ただし、レベルの低い資格を書くことは避けましょう。
例えば、TOEIC400点とか書くと、志が低いとみなされてマイナスに
働く可能性がありますので注意しましょう。

 

また、勉強中の資格も書いてよいです。
勉強中と明記して、いついつ受験予定と書くと良いです。

 

仕事の関係のない資格として、自動車免許は例外的に書いた方がよいです。
もしかしたらプラスポイントになる可能性があります。

 

趣味・特技は必ず書く

 

履歴書には「趣味・特技」の欄があります。
この欄は履歴書の中で唯一、仕事と直接関係のない事を記入できる欄です。

 

企業は、能力やスキルと同じくらい人間性を重視します。
人間性に難がある人を採用することは、企業にとってリスクだからです。

 

しかし、採用活動の短い時間であなたの人間性をきちんと把握するのは
企業にとって難しいことです。
従って、企業の採用担当は、書類に含まれたあらゆる情報から、
あなたの人間性を推し量ろうとします。

 

例えば、

  • 東京フルマラソンで完走した。 ⇒ 少なくとも根気はあるだろう
  • サークルや同好会の代表をしていた ⇒ リーダーシップ・協調性がありそう
  • ジムでせっせと筋トレをしている ⇒ 凝る人なのかな

というふうに、色々と推察します。

 

採用担当が、この人に会ってみたいと思うようであればしめたものです。
出来るだけ具体的に書くようにしましょう。

 

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