職務経歴書の体裁について

職務経歴書の体裁について

職務経歴書の定型

 

職務経歴書には定型がありません。
これは良く言われることですし、事実です。

 

しかし、読みやすさを考慮すると、
ある程度「型」を意識することをお勧めします。

 

技術系の場合、選考担当にも技術者がいます。

 

技術者は論文を読みなれている場合が多いですので、
論文梗概のような論理構成になっていると
すっきりと頭に入ると思います。

 

職務経歴書の体裁について

 

まず、職務経歴書の基本的な要素としては、

  • 職務経歴 = 客観的なデータ・事実
  • 自己PR = データに基づく考察・結論

の2本立てがシンプルです。

 

そして、冒頭には、論文梗概にもあるような要約(Abstract)を
つけると、読みやすいです。

 

@要約

 

この欄を書く目的は、採用担当官が
『どのようなことに着目しながら職務経歴と自己PRを読めばよいか』
を伝える事です。

 

従って、書類では冒頭に書きますが、実際に作成する際には
最後に作成するほうがよいです。
職務経歴と自己PRを自分で読んでみて、特にここだけは
読み落としてほしくないという部分に目が行くように、
ここで話題やキーワードを「前振りしておく」ということを意識しましょう。

 

A職務経歴

 

ここは、これまでに関わってきた仕事の内容を伝える欄です。

 

職務経歴を書く際のポイントは「伝わりやすさ」です。
これまでに多くの経験を積んだ方、多様なプロジェクトに参画した方ほど
当然のことですが情報量が多くなります。

 

企業の側としては、スキルの高い人材を求めていますので、
この欄が豊富な方が内容的には充実した職務経歴書になります。
しかし一方で、情報量が多ければ多いほど、工夫をしないと
読みにくくなってしまうという懸念があります。

 

従って、読みやすさを意識した工夫をしましょう。
具体的にどのように書くとよいか、別記事でまた特集します。

 

B自己PR

 

ここは、以下のような、企業の問いへの答えを書く欄です。
『結局どうしてあなたという人材が我が社に最適だと思いますか?』

 

この問いに端的に答えましょう。

 

答え方のポイントとしては、大きくふたつの要素があります。
「能力」「動機」です。

 

職務経歴の中で、今回応募する職種に最も生きてくるスキルや技術
にきちんとフォーカスして伝えることが大事んです。

 

また、応募する職種への志望動機もここへ記載します。
この際に大事なのは整合性です。

 

職務経歴から読み取れる、これまでに関わってきた仕事や、
身に付けてきた技術と、これからやってみたい事が
一連の自然な流れになっているか、という事がポイントになります。
こちらも、別記事でまた特集します。

 

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