設計の仕事
どのような仕事?
設計という言葉は、とても広範囲の仕事を含みます。
設計という仕事は、「どのような物を作るべきか」という事を考え、また、それを実現する仕事です。
設計という業務がカバーする範疇は、実は広いです。時間軸でいうと、初期段階の設計と、生産に移る直前の設計では設計者が行う作業は全く異なります。
初期段階の設計とは、何をするべきかを明確にすることが中心です。例えば、開発している製品が、エンドユーザーにとって使いやすい為にはどのようなシステムになっているのが最適か、あるいは、これから改善する機器が、最も効率的に働くにはどのような制御ロジックを組むべきか、という事を立案するというような仕事です。
どのような物を作るべきかを書面化したものをよく「設計仕様書」と言います。
一方で、生産に移る直前の設計とは、上記の設計プロセスで立案されたアイディアを、実際に形にするための設計です。
例えば回路設計であれば、基本的な回路構成のアイディアを、実際に稼働する回路に仕上げる為には、回路を構成する細かいパーツのひとつひとつを詳細に設計しなければなりません。
あるいは、配管システムの設計であれば、システムを構成する配管・バルブ・ポンプの仕様やサイズを全て決定しなければなりません。
また、計画した内容を、生産者へ伝達するための図面という形式に落とし込むことも設計の仕事の一つです。
どのように作るべきか絵柄にしたものを「設計図」と言います。
どんな人が向いている?
工夫する人、こだわる人、追求する人です。
例えば小学校の時、夏休みの宿題で、友達が驚くような作品を作った経験がある人などはぴったりです。
また、作った作品を見てご両親や友達が褒めてくれた経験がある方は、その時に感じた快感は、設計という仕事の喜びと通じる所があります。
もちろん、設計という仕事は楽しいだけではありません。
期限内に求められるクオリティのアイディアや図面を作らなければなりませんので、常にプレッシャーがかかります。
従って、プレッシャーを楽しめるくらい、ポジティブな人のほうがのびのびと仕事が出来ると思います。
どんな職場がある?
数え上げればきりがない種類の仕事がありますが、雰囲気をイメージするために、例を挙げます。
- モーターの駆動回路設計
- 産業用ロボットの制御システム設計
- 通信システムの基盤設計
- 生産設備機器の計装・電気設計
- 産業用ロボットの設計
- 精密機械の生産ラインの構築・設計
- エンジンやコンプレッサーの性能評価・性能向上開発
- オフィス用機器の新製品開発・設計
技術者に最適の転職サポートを受けるには
技術者の求人情報を専門に扱っている
キャリアコンサルタントに相談するのが一番確実です。
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- 技術系:設備技術者、機械設計、建築系など
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