自己分析

徹底的に自己分析をしよう

「できること」を整理する

 

よく、転職活動では
「自分のスキルを棚卸しましょう。」
という言い方をします。

 

棚卸とは本来、財務の用語で、在庫をリストアップし評価することを言います。
転職に際しては、企業にあなた自身を売り込む訳ですから、
これまでに積み重ねてきた経験や実績を改めて整理しなおして、
あなたに何が出来るのか、をしっかり伝えられるように準備する
必要があるのです。

 

ここで大事なことは、まず「今あるもの」をしっかり整理することです。
多くの人は、自分の事を評価しようとすると、つい「足りないもの」に
目が行ってしまいがちです。

  • 今までやろうとして出来なかったこと
  • これから努力して身に付けなければならないスキル
  • これからチャレンジしようと思っていること

真面目な人ほど、上記のような事をすぐに考えてしまいます。

 

でも、いったん先の事を忘れましょう。
まずはじめに今持っているものを見つめ直すのです。

 

もちろん、今後自分を伸ばしてゆくために、今自分に足りない要素に
着目することは有意義ですが、その前にすでにあるものをリストアップ
することが重要なのです。

 

ではどのようにしてスキルの棚卸をするか

 

とにかく書いてみましょう。

 

自分の仕事年表を作ってみる

まず、自分がしてきた仕事を時系列で書いてみましょう。
プロジェクトの単位とか、継続的に取り組んだ業務など、
どのように区切って書いたらよいか迷うかもしれませんが、
コツは、深く考えないことです。
あとで書き直してもよいので、とにかくどんどん書いてみましょう。

 

成功体験リストを作ってみる

仕事年表の中で、自分の力が発揮されたこと、
自分の存在によって物事が良い方向に動いたことなど、
成功体験をリストアップしましょう。
コツは、少し甘めに考えることです。
「これは誰にでも出来る」などと考え始めると手が止まってしまいます。
一度リストアップしてから、不要なものは消せばよいのです。

 

失敗体験リストを作ってみる

仕事年表の中で、自分がやりきれなかったことや、
上手くいかなかったことをリストアップしましょう。
そして、どのように乗り越えたか、あるいはそこから
どのような事を学んだかを書きましょう。
コツは、「ポジティブにとらえる」ことです。
特に、負の体験から学んだ経験というのは財産になります。
今後、面接などでアピールできるネタも抽出できると思います。

 

ひとりでは難しいこともあります

 

自分の「出来ること」をポジティブにとらえ直すことは、
実際にやってみると結構むずかしいです。
ほとんどの人が苦労する作業です。

 

なぜならば、自分が普段なにげなく出来ていることについては

  • 出来て当たり前
  • 出来たからと言って自慢にならない

と考えてしまう傾向にあるからです。
それが人と比べて卓越しているかどうか、自分では良くわからない
場合が多いです。

 

ひとりで考えていて煮詰まりそうだと思ったら、
キャリアコンサルタントに相談するほうが早く整理できる可能性が高いです。
キャリアコンサルタントは、自己分析の手法に精通しているだけでなく、
多くの転職者と接した経験がありますので、
あなたの、実は他人よりも優れている要素を発見してくれるかもしれません。

 

転職の目的を明確にしようへ進む

 

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