退職の手続き

退職をする際の手続き

退職届を提出する

 

退職届は必ず提出しましょう。
提出する目的は、下記の2つです。

  • 退職する意思を書面で明示すること
  • 退職する年月日を明確にすること

 

この書面によって、会社とあなたで締結されていた労働契約
解除したいという意思が明確に伝わることになります。
原則として撤回は出来ませんので、自分の意思や準備がしっかりと
固まった状態で提出するようにしましょう。

 

また、書面を提出する前に、お世話になった上司に対しては
口頭で伝えることをお勧めします。
これはルールではありませんが、いわば礼儀のようなものです。

 

受け取るものと返却するもの

 

受け取るもの
離職票

雇用保険をもらう為に必要となる書類です。
通常は退職後に会社から郵送されてきます。

源泉徴収票

給与から天引きされた税金の額が記載されています。
新しい会社に引き継ぎ、年末調整を行う為に使用します。

雇用保険被保険者証

雇用保険に加入していることを示す証明書です。
次の会社で雇用保険に加入する為に提出を求められます。

年金手帳

厚生年金へ加入している内容が記載されています。
会社が保管している場合が多いです。

 

返却するもの
健康保険被保険者証

いわゆる「保険証」です。
退職日で失効しますので、会社へ返却する必要があります。

社員証・社章・入館カード

通常は会社から返却を求められます。

通勤定期券

退職日に返却します。

名刺

自分の名刺だけでなく、所持している取引先の名刺も返却します。

業務上の資料等一式

業務で用いた資料や会社の費用で購入した書籍等を返却します。

貸与されていた備品等

文房具や作業着等、会社から貸与されていたものを返却します。

 

現在行っている業務の引き継ぎ

 

転職が決まったら、現在行っている仕事を後任者へ
スムーズに引き継がなければなりません。
退社するからといって、これをいい加減にすることはないように
気を付けましょう。
飛ぶ鳥跡を濁さず
というような道義的な理由だけではありません。

 

現在の会社から退社しても業界や市場であなた個人の
評判はつきまといます。
特にエンジニアリングの業界は広いようで狭いです。

 

自分の得意とする専門領域がはっきりしている場合はなおさらです。
おなじ業界であればもちろん、取引している業者や発注者経由で
色々な情報が伝わります。
そしてもし業界が異なっていても、大学の研究室や学会などの
つながりを通して、意外なほど情報は伝わるものです。

 

最後まで誠実に業務を行うことが、長い目でみて自分の人生に
有利に働くと考えておいたほうがよいでしょう。

 

履歴書は正確さが命へ進む

 

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